Works
【加藤銘茶本舗】
商店街でものづくり―製造と消費者の距離
Keywords:
日本茶専門店
焙煎工房
ほうじ茶
改装
大阪市旭区の千林商店街にある老舗茶舗の改装計画。改装にあたり、店舗と離れてあったほうじ茶の焙煎工場を店舗内に計画することが求められました。
お客様を奥へと引き込むこと、製造をしながらもお客様とのコミュニケーションを大事にしたいこと、出来たてのほうじ茶を提供したいことなど、店内工房に求められる役割は大きく、千林商店街で商売を続けていくことへの気概とお茶を「焙じる」ことへの情熱をとても強く感じました。
また、カフェを新たに始めるにあたり、 外観はもちろんのこと、視認性を考慮した店舗内空間とすることで、親しみやすく、入りやすい雰囲気づくりを心掛けました。
商店街と店舗、相互の風景
平面計画は、焙煎工房での手作りの風景に視線が行くよう工房を中心に据え、垂直面を意識した家具構成で引き込む工夫をしています。また、カラースキームによって、売り場と他空間の繋がりを意識しています。
外部空間は、人々が行き交い多種多様の商品が並ぶ賑やかな商店街と専門店である本計画の佇まいの差を活かすような余白のあるファサードとしています。
相反するように、ガラス面からの視認性にも考慮した外観とすることで、行き交う人々が気軽に訪れられる場となっています。
所在地 | 大阪府大阪市 | 階数 | 2階建て |
---|---|---|---|
用途 | 店舗、飲食店 | 面積 | 159.22m²のうち84.80m² |
業務内容 | 設計・工事監理業務 | 竣工年月 | 2020年10月 |
工事種別 | 内装 | コーディネート | (一社)WHAIS |
構造 | 木造 | 施工 | (株)奥口工務店 |