Works
【河村屋 大宮本店】
伝統の これから を映す空間
Keywords:
西川材
国産木材
木製ルーバー
リノベーション
店舗改装
江戸時代後期、文化文政創業の株式会社河村屋。
旧中山道沿いに面している敷地内には、真壁造の旧店舗や歴史を感じさせる倉庫のほか、中央に製造工場があります。工場に併設された物販店舗を「これから」に向けて改装することとなりました。
商品である漬物と同じく、これまでの伝統とこれからの未来が調和するように、素材を活かした空間になるように、外装と内装の計画を進めました。
一体感をつくる外装計画
外装ルーバーは埼玉県の県産材(西川杉)です。これを採用することで、真壁造の旧店舗から新しく改装をする店舗まで、道路に面した敷地全体に一体感のあるランドスケープを創出しました。
店舗に隣接する軒下空間は、ルーバーにより、中間領域としての存在感を出しています。テラスやマルシェなど行う場所として利用でき、気持ちの良い場所となっています。
伝統と新しさが調和する内装計画
工場に併設されていることもあり、作業風景の見える窓や手元が見えるぬか床コーナー窓を設けています。
また、伝統のあるお漬物とこれからの新しい商品を魅せる二つの空間が求められ、伝統のある空間として、重心の低い色、床や什器を計画しました。
これからの新しい空間では、ライトグレーの床や什器、杉の棚を採用し、店舗内全体を白い天井と壁、明るい木目でまとめることで、伝統と新しさが調和する空間づくりを創出しました。
所在地 | 埼玉県さいたま市 | 面積 | 52.32m² |
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用途 | 物販店舗 | 竣工年月 | 2021年6月 |
業務内容 | 設計・工事監理業務 | コーディネート | (一社)WHAIS |
工事種別 | 内装 | 設計工事監理 協働 | スタジオソイ一級建築士事務所 |
構造 | 鉄骨造 | グラフィック | (株)デザインコンビビア |
階数 | 2階建てのうち、1階の一部 | 施工 | 中村建設(株) |
Web | https://www.kawamuraya.co.jp/ |