Works
【松屋果樹園+ガレージ】
暮らしを編集~地域に場をひらく~
Keywords:
カフェ
地域
リノベーション
ガレージ
西川材
薫風の5月。
目の前の果樹園を見ながらガレージに腰をかけ、通り抜ける風がとても心地よく感じられる場所です。設計や現場の打合せの折々に迎えてくださるおもてなしに、時間の経過を忘れてしまうくらいの居心地の良さ。
その場所を果樹園の作業場として、果実の販売所として、そして、地域の人びとが集まるカフェとして開放できる場所にしたいとご依頼をいただきました。現地視察の当日、ガレージの出入口をステージに見立てたアートパフォーマンスの上演。計画のスタートはとても印象的でした。
暮らしの編集
どうやって暮らしていくか。ありたい暮らしを実現する場所に。
オーナーは、東北の震災後にコミュニティの在り方を考えたそうです。かつてあった祖父母の商店の思い出のベンチを頼りに、顔が見えるお付き合いができる場をつくろうと考え、果樹園の作業場と共にカフェをつくることにしたそうです。
ずっと暮らしていく場をどのような場所にしていくのか、ひとまかせにしない暮らしの編集が始まりました。
ひらく/とじる
元々の建物を活かしながら、取り外し可能な建具をはめ込んだだけの計画です。
既存の雰囲気を残しながら、季節やお天気、活動の内容に応じて、建具を開けたり、閉めたりしながら、うまく使っていただけるようにしてあります。
所在地 | 東京都武蔵野市 | 階数 | 1階建て |
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用途 | ガレージ、作業場、カフェ | 面積 | 31.57m² |
業務内容 | 設計工事監理業務 | 竣工年月 | 2023年5月 |
工事種別 | 改装 | 施工 | (株)タカキホーム |
構造 | 木造 | 写真 | 花田真知子 |
取材掲載 | タカキホーム ホームページ内「タカキホームの家で暮らしています」Vol.19 |